こないだこんなツイートが回ってきました。
これまで何度かコンサート行ったけど、「多少演奏に難があるけれど好きな作品の思い出の曲」と、「全く知らないけど演奏技術も音色も最高な曲」では前者の方が心に響く。ゲーム音楽はゲームプレイあってのものだと思った。
— しろくま (@shiro_kuma56) 2016年9月9日
それを読んで私はまたツイッターで語ってしまったので、それを軸にブログにまとめてみました。
自分のツイートにリプする形式で呟いたから重複するところがあるけど、なんかいい感じに読んでください〜。
ゲームが好きか?音楽が好きか?
普通そうだよなぁ>RT
— ぶっとびはラジヒスセッションする (@buttobimusic) 2016年9月10日
心に響く、って意味では響く場所が違うと思うんだよなぁ…。前者は「ゲームプレイした部分」に響き後者は「いい音楽を摂取した部分」に響くというかだな…。だからやっぱりゲーム音楽好きな人って結局ゲーム>音楽な人が多いのかなと思ってる。
それは良し悪しの話じゃなくて、そういうもんなのかなって話。私としてはゲームも音楽もどっちも同じくらい大好きだから、正直な気持ちからいうとゲーム<音楽って人がもうちょっと増えてくれると嬉しいなとは思う。その分コンサートの演奏クオリティも上がってくだろうし。
— ぶっとびはラジヒスセッションする (@buttobimusic) 2016年9月10日
完全に印象の話なんだけど、やっぱり一般的な「ゲーム音楽好き」ってゲーム>音楽の傾向が強い気がします。
ゲームプレイが根底にあって、プレイしたゲームのサントラを聴く。
こないだゲーム業界の人たちと飲み会した時も「ぶっとびさんはやったことないゲームの曲聞いて泣けるのかーそれってすごいな」みたいなこと言われたんですよね。
その会では「やっぱりゲームあってこその音楽でしょう」という流れだったので、まぁそうだよなという。
でも違う日に音楽好きで飲み会したとき、ゲーム全然やらない人にその話したら「音楽だけでも感動するけどなぁ」と言ってたので、やっぱりそこはゲーム好きと音楽好きの差なのかなと思ったんですよね。
それはどっちがいいとか悪いとかの話じゃなくて。
つまりゲーム好きと音楽好きがあんまり被ってないのかなという。
もし今、ゲーム音楽好きの大多数が「ゲーム>音楽」なんだとしたら、「音楽>ゲーム」の人が同じくらいいた方がいいよなーなんてことを思ったわけです。
追体験以外も楽しんでほしい
ゲーム音楽コンサートに行ってゲームの追体験だけで満足するのはちょっと悲しいなぁとも思うんだよね。だったらファンで集まってみんなで大音量でサントラ聞くので良くない?とか思っちゃう。生演奏って生演奏にしかない音楽の形があるし、こう、もうちょっと音楽も楽しんでくれよ、みたいなね。
— ぶっとびはラジヒスセッションする (@buttobimusic) 2016年9月10日
だからコンサートの帰りの感想が全部ゲームの内容だったりすると正直がっかりする私がいる。もちろん追体験も楽しいしそれもコンサートで大事な要素になってるのもわかってる。でもそれだけ?っていう。いい演奏を体感してそれしかないのか、と思うと悲しくなる。コンサートをどう楽しむかは自由だけど
— ぶっとびはラジヒスセッションする (@buttobimusic) 2016年9月10日
音楽について話すのって難しいんですよね。
ゲームの話しかしてなかったからってコンサートを楽しんでなかったのかと言われると、(たぶん)そんなことはないわけで。
でも「あの曲よかったよねー」だけでもいいから、そういう話が客席から聞こえると嬉しくなるんですよ。
普通のコンサートを楽しむようにゲーム音楽のコンサートも楽しんでほしい。それだけなんですけどね。
追体験にばかり焦点が当たってるとちょっとなぁと思ってしまうのが正直なところです。
追体験もいいよ。でもそれだけなのはもったいなくない?だったらサントラでよくない?
という、ゲームも音楽も同じくらい好きな私にはいろいろと思うところがあるのでした。