ニーアオーケストラコンサート12018感想【9/19加筆修正】

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行ってきました NieR:Orchestra Concert 12018

帰宅してすぐ1時間で感想書いて上げるといういつものやつ行きます。
※一度1時間で書いて更新したけどもうちょっと書きたいことあったので加筆修正しました。

ちなみにニーアのオケCDは聞いてないままコンサート参戦でした。

 

わりと辛口なところがあります!ご容赦!

 

私が行ったのは夜公演。
会場はパシフィコ横浜の大ホール。席は一階わりとど真ん中ちょっと右って感じでした。

演奏は神奈川フィルハーモニー管弦楽団。指揮は大井剛史さん。コーラスは東京アートアカデミーシンガーズでした。

 

 

正直な総評:ちょっといまいちなコンサートでした

いきなり辛口で始まりますが、今回のコンサート、正直なところ「いまいちだったけどまぁこんなもんかな〜〜〜」って感じです。

ボーカルのお二人は相変わらず完璧で素晴らしく、声優さんたちも素晴らしかったです。
声優さんてすごいね。すぐ世界に入るの。退場・入場のときは完全にオーラ消してるのに世界に入った途端オーラをまとうのね。かっこいい。素敵です。
あと今回基本曲の合間にナレーションって感じだったから嬉しかったな〜〜〜!音楽に被るとさ……聞こえないじゃん……?…いや気持ちはわかるんだけどね。
今回はコンサートという形式でありあくまで音楽主体!な感じがとても嬉しかったです。

映像もとてもよかった!音楽を邪魔せず雰囲気を作ってくれてコンサートをもっと盛り上げてくれる内容で、その切り替えも曲に合わせて手動でやってくださってた(VJ)しね!前回行ったニーアのコンサートはVJじゃなくてメトロノーム聞きながらの演奏で「やめようよ〜〜映像が音楽に合わせてよ〜〜」って思ってただけに嬉しかった!!

とまぁよかったところ楽しかったところもたくさんあるんですけど、じゃあ何がいまいちだったかというと、そのメインの音楽、演奏なんですよね。

 

アンサンブルのリズムの不一致 

もうね、リズムが合わないの。各楽器の感じてるリズムやテンポが違うの。だからアンサンブルが基本的にいまいちなんですよ。
チェロならチェロで合ってて、ビオラならビオラで合ってるんだけど、チェロとビオラになると合わない、みたいな。

弦楽アンサンブルだと比較的気にならないんだけどオーケストラになるとどうもねー。

だからオケ全体がバチッとハマってて気持ちいい!みたいな体験がほとんどできませんでした。非常に残念ーーーーーー!!!!

神奈フィルさんって昔プレスタで何度か聞いたことあるけどお上手だった印象で。
しかも今日も音の消え方は毎回すっごく気持ちよくて、スーッって消えてくときでもジャンッ!って切れるときでもとても綺麗で、ノンストレスなんですよ!
下手な楽団だとなんか上手く減衰できなかったり誰か揃わなくてグチャラッとしちゃったり…ってこともあるんですけど、そんなことは一切なくて。
それって個々人の演奏の腕が素晴らしいからだと思うんですよね。

だからたぶん、単純に練習不足なんじゃないかなーって、勝手に思ってました。
オケ全体での練習、リハーサルがそんなにできなかったんじゃないかなぁ。わかんないけど。
だから非常にもったいない……し、やっぱ聞いてる方は正直しょんぼりしちゃうよね。脳内でずれた楽器をそれぞれミックスしなおして聞いてる感じになっちゃって、正直結構疲れました。もっと音楽の海に飛び込んでぼーーーっと浸っていたかった。

打楽器がずれる印象かなり強かったけど、もうそれも打楽器がずれてるのかむしろ打楽器は合ってて弦や管がずれてるのかがわからないんだもの…。
もったいない。演奏が下手じゃないだろうからこそ、本当にもったいない。
もっとしっかり練習してばっちり合った状態での演奏を聞いてみたかったなぁ。

 

ちょっと怒りの声

特に気になったのはシェイカー。とピアノ。ピアノ!!!!!!!
本当はあんまり名指しで書きたくないんだけど、あのピアノはちょっと、私は怒ってしまう。
いろいろあるけど、とりあえずどうしても言いたいのは、自分の演奏の役割を考えてほしい。今自分はこの曲の中で何を弾いてるのか、なんの役目を担ってるのか、もう少し意識してほしいと思ってしまった。
具体例を挙げるなら、伴奏してるとき自分の都合でテンポを揺らすんじゃあない。なんのために指揮があるのか。「オバアチャン」と「Weight of the World」すごく気になった。
まぁあんまりぐちぐち言いたくないしあとは割愛!!!!!!!

 

その時に感じることがすべて

いろいろ言いましたが、たぶん客席で聴いてるだけではわからない事情がたくさんあるんだろうと思います。私もクリエイターだし裏方に回る立場なのでわかります。
でもお客さんは当日、そのときに流れるコンサートでしか判断ができない。表に出るものがすべてで、裏の事情っていうのは関係ないんですよね。

私はこのコンサートではただのお客さんのひとりなので、感じたことを正直に書かせてもらいました。攻撃したかったりけなしたいわけではまったくないんだけど、自分の感じたことを正直に書きたいって思ってるから、そのあたりご理解ください。

 

さて各曲のことも書けるだけ書こう。

 

前半:さぐりさぐりなレプリカント

いきなり「夏ノ雪」は難しいでしょう!!笑
結構原曲そのままって感じのアレンジだったと思うけど、オケもPA(音響)もあったまってない中あれを弾くのは大変だと思います!
あ、でも最後の方チェレスタビブラフォン?か何かで原曲にもあるあのポワンポワンしたとこやってたのよかったなー。

でも次の「イニシエノウタ」も含めこの2曲はわりとボロボロだったと思います…ちょっと心配になってしまった。
「イニシエノウタ」、曲知ってるはずなのに最初拍子がわからなかった。クワターーのメロディのとこほとんどみなさんリズム揺れてらっしゃったと思うんですけど、どれも音楽性による必要な揺れという感じがあまりしなかったので、そこちょっと首をひねりました。コンサートマスターさんのリズムが完璧できもちよかった。

3曲目の「光ノ風吹ク丘」はとてもよかったですねーーーー!!!アレンジがまた好きだった!!
最初に弦楽アンサンブル基調で穏やかな丘をやって、そのあと金管メロディ弦が刻みで勇ましい丘をやる。とてもいい!
穏やかなときの木管たちが鳥のようなフレーズを吹いていてそれがとてもきもちよかった〜〜〜〜。弦も最初音域そんな高くなくてそれがまた穏やかで〜〜〜〜風吹いてた〜〜〜〜〜。
この曲からオーケストラがちょっと安定してきたように感じました。編曲も弾きやすいアレンジだったのかな?という印象。

「エミール」もアレンジ好きだった…!!!!オーケストラ〜〜〜って感じで!!!
ピアノソロで始まりオケ全体で適度に盛り上がってからまたピアノに戻って、そこから先はガンガンに盛り上げる感じでしたよね!!スレイベルのシャンッ……っていう音がたまらんかった……!!

あーーー「掟ニ囚ワレシ神」もよかったなーーーーー!!よかったってことしか覚えてないなーーー!!原曲よりも迫力あったように感じたなーーーーー!!

「愚カシイ機械」は最初の音あれプリペアドピアノ???(ピアノの弦にナットとかゴムとか挟んで音色を変える現代奏法/ピアノコレクションの「愚カシイ機械」で使われてる)
チェンバロハープシコードかな)の音が機械感あってとてもよかったです〜〜〜〜!!そこに弦とかクラとかフルートが乗るとなんともクラシカルな雰囲気。なのにニーアの雰囲気で不思議な感じでした!チェンバロの適度な無機質感が合うんですね。よかった。

「オバアチャン」オーボエのメロディがすごくよかった覚え。オーボエでいくのか〜〜〜なるほど〜〜〜〜〜って感じ。

あのねぇ〜〜〜〜「魔王」ね〜〜〜〜〜〜〜すごくすきだったっっっっ!!!!!!!!!!
この「魔王」はさ!!!!!!あっちのニーアなんだよね!!!!!あっちのニーア視点の曲なんだね!!!!!!これまで主人公が魔王に立ち向かってくための曲だと思ってたけど、今回のアレンジは完全に魔王サイドのアレンジで、それがもう最高にすきだった………………っっっっっっっっっ!!!!!!!!!!!!!!!!
悲壮感とかさぁ!!!!!切羽詰まっててもうあとには引けない感じとかさぁ!!!!!!!すごくあるの!!!!!!!!!!
コーラスで始まりそうなのに管楽アンサンブルで始まって、それがまたすごくよかった………!!!!!!!!!!
すごく物語性を感じる曲でした。そしたらアレンジャー:宮野幸子さんで、もうーーーーーーーーーすきーーーーーーーーーー!?!?!?!??!?!?!?!?!

「Ashes of Dreams」はわりとあっさりとやりましたね。そんな何度も繰り返さず、どのセクションも一回さらっとやったって感じ。くどくもなく。結構弦が主体だったかな?まぁメインの曲だしとりあえず演奏したぞって感じがちょっとしました。笑

 

エミ・エヴァンスの生きた音楽

「カイネ」は我らがエミ・エヴァンスご登場でもう最高が最高すぎて最高でした。
もうね、すごい。エミさん。すごいほんと。

彼女の歌は技術的に上手いのももちろん、歌心もすごくあって、ライブで聴く意味が本当にある歌してる。
音程がバッチリとか透き通るような透明感のある声なのに存在感があるけどうるさくないのとかもすごいけど、歌心的なところは本当にもうめっちゃすごいと思う。語彙力がないのが悔しい。
なんというか、彼女が歌う歌っていうのはその時々に違ってて、今日のコンサートのカイネ、を歌ってるというか、そういう感じがします。でもそれはカイネであることには変わりはないんだけど、でも例えば明日またもしコンサートで歌うってなったらきっとちょっと変わるんだろうなって。表面に出るものは一緒かもしれないけど、なんか見えないところが違うんだろうなって気がする。生きた音楽というか。ものすごく上手く言えてないすみません。

そんなエミ・エヴァンスでめっちゃ泣いて前半が終わりました。

 

後半:安定したオートマタ

後半はオートマタ。オートマタの方が全体的に演奏がよかった気がしますね。そもそも原曲がオケで弾きやすい感じなのかな。

「遺サレタ場所」も原曲準拠というよりオケアレンジーって感じでした。いろんな音色でメロディやっていろんな顔の「遺サレタ場所」を聞いた感あった。

「遊園施設」すきだったなー!メロディクラリネットだった??それって違う曲???もうわかんなくなっとる…
「美シキ歌」もすきだった!!あのオンミーレソンクヮーレーーーエーーーー(わかるかな…)のところバイオリンでしたね!!!そんでそのあとフルート?だったかな?になってた気がする…あそこのバイオリンすきだったなー。そのあとの次のセクションに入る前のリフのとこの「チャカチャー!」って細かくなる大好きなところはトランペットだったと思うんだけど、そこもすごくすきだった!!
この2曲とも元々ボーカルのとこをいろんな楽器がやってるのが楽しかったなー。

「顕現シタ異物」は弦がコルレーニョ?で弾いてるところなかった???弓の背で弦たたくやつ。あれよかったなー。あとバルトークピチカート(バチンッ!て鳴るやつ)も!
弦の低音によるあのデレレレ デレレレ デレレ!よかったねー!

あと「『塔』」すごいすきだった!!!いろんな奏法してていろんな音鳴ってて楽しかった!!!ビブラフォンを弓でこするフヮーンって音が印象的。あとめちゃめちゃ高いフォーストバイオリンのフラジオレットハーモニクス)のヒィーーーーって音。全体的にすごい透明感あって綺麗だった〜〜〜〜。
あの原曲をオケにするとこうなるのかーって感じ。ファンタジーを現実にもってきてくれたような感じがしました。

「依存する弱者」はトランペットがメロディやっててすごく好きだった〜〜〜!!なんかあのメロディラインて歌謡曲的な親しみやすさみたいなものがあると思うんだけどペットで結構まったりやることでそれをより感じさせるというか!でちょうどいいところで弦にバトンタッチしてたよね!?!?そこがまたよい……しつこくダサくないすぎないというか……

「双極ノ悪夢」はやっぱコーラスの歌詞によるアクセントがミソだよね…!!難しいこと承知で言うけどもっと子音聞こえたかったなーーーーーー!!!
全体的に緊張感保ったままずっと進んでて結構安定してたような…気が…。あとなんか終わり方が個人的にしっくりこなかった気がしたんだけどもう忘れたよね!!!!!!!

この激しい曲が続いてからの「追悼」の暗さ……セトリとてもいいと思いました……バスの地響きのような低音がすきだった…
前半はコーラスだけで後半は弦楽アンサンブルも加わる感じでしたね。そんな繰り返さずわりとさっぱりやって終わった気がする。くどくなくてちょうどよかったなー。

「終ワリノ音」もすごくすきだったな!!!!!!!そもそも原曲もすきなんだけど!!わりと原曲らしいアレンジだった気がするぞ!!弦の細かいフレーズがよく聞こえてテンション上がった!!
最後の静かになるところ最高だった……チェレスタと弦の低音最高……オケだからダイナミクスレンジ(音量の幅)が広いじゃんね???それを感じられてよかった〜〜〜。

「Weight of the World」はジュニークが最高of最高で最高が過ぎましたね。
原曲よりちょっとテンポゆっくりだったけどそんなことは微塵も感じさせない上手さ。
エミさんがちょっと人間離れしてる声なのに対してジュニークはすごく人間!って感じがするのがまたいいのよ〜〜〜〜〜〜!!!パワー!!を!!!感じる!!!生命力的な!!!!!!
原曲でギターがやってるフレーズはハープがやってましたね。わりとハープが縁の下の力も知的な感じでいろいろやってた気がする。

 

アンコールは「全テヲ破壊スル黒キ巨人」でしたね!イニシエノウタやっちゃったからこれくらいしか共通曲ないもんね!
アレンジはわりと原曲そのままだった気がします。弦の刻みとピッコロの高いピロピロしたフレーズ、その後ろでペットが鳴らすパパパーってのが「これこれー!」って感じでした。
わりと短めだったかなー。しつこくなくてよかったと思う!

 

他、覚えてること、書いときたいこと

個人的好みから言うともっと塩味アレンジも聞いてみたかったけどね!オケだから&原曲が音数多いからって全部そういう感じにしなくてもいいのよというか。オケでやる爽やかな曲もすきなのよっていう。
そういう意味でもやっぱり「光ノ風吹ク丘」の前半はすきだったなー。
でもこれは好みだからねー今回のあの感じ、納得できて私は嬉しい。

あとどっか、フルートが1フレーズやってそのあとファゴットがやって、クラがやって。もう一回くりかえすときにファゴットがそのまま下のハモりでずっといて…みたいなところがあった気がするんだけど、そこすごくすきだった…。

アンティークシンバル(クロテイル)のあのチーンっていう音がすごくニーアに合ってるなーて思った!特にオートマタでたくさん使われてた気がするけどいちいちよかった…。

なんかもうちょっとクレッシェンド・デクレッシェンド系の運びを聞きたかった感ある。全体的に「ここは大きく!」「ここはいきなり小さく…」みたいな感じで結構場面場面が分かれてるようなアレンジだった??PAされてる(マイクで音拾ってスピーカーから出してる)からそういう印象が強いだけかなぁ。それだけじゃないと思うんだけどなぁ。

 

あとねぇ、パンフが高いと思う!!ww
各曲コメントあってアレンジがどなたかも書いてあって(余談:某コンサートでアレンジャーの記載がなくて残念すぎたことがあった)作曲家インタビューもあって、内容的には嬉しいんだけど、正直このボリュームで2500円はかなり攻めの姿勢では…?

個人的にはパンフは音楽的なことが書いてあって基本1000円くらいだと嬉しいなぁ。

でもパンフ買い行ったらFREESSCAPE(エミ・エヴァンスさんの別の活動ユニット。ジャンルはエレクトロニカ)のCD売り場でエミさん直筆のポップがあったからいいんだ……売り子のお姉さんにFREESSCAPE大好きなんですがんばってくださいってお伝えできたからいいんだ……

 

あ、エミさんはエメラルドグリーンのベアトップタイトロングドレスでした。ベロアが綺麗!!スリット!!素敵!!!
ジュニークはピンクのこれまたタイトなオフショルドレス!!スパンコールが綺麗!!映える!!!

 

 

岡部さんが「ニーアはファンが育ててくれた作品」っておっしゃっててそれはかっこつけではなくて本心だと思うんですけど、それって素晴らしいことですよね。しかもスタッフみんなもニーアのこと好きな感じがするんですよね。それも素晴らしい。
やっぱ愛だなぁとしみじみ感じてしまいました。

次のコンサートも楽しみにしてます!!!!


さて驚異の7000字超え!!!!
最後まで読んでくださってありがとうございました!!!!!!!!!