もし作曲をしない人生だったら、そうだとしても

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時々思う。

作曲しない人生だったらどう変わってたか。

 

中学の頃いきなり作曲がしてみたいなんて思わなくて。
音大に行かずそこそこできた頭で必死に受験勉強してそれなりの一般大学に行って。
友人と時々品のない遊びをしながらそれなりに男性と付き合ったり別れたりして。
就活もやってみるけど何十社からも落とされて自信喪失して。やっともらえた内定に大喜びして辞退の電話かけるのにドキドキしたり。
「学生時代しか遊べないから」って残りのキャンパスライフ遊びまくって友達と海外旅行行って死に物狂いで卒論出して。
入社してよくわからないまま必死に働いてたまに会う友達と笑いながら仕事の愚痴吐き出して。
自分で稼いだお金で学生時代は高額すぎて買えなかったものを買えることに喜んだり。
インスタにストローくわえながら片目ウインクしてる斜め上からの水着ショット上げたり。
デートのたびに恋人からのプロポーズの様子を探ってみたり。

きっとバイオリンケースはほこりまみれで。
どこかのタイミングからゲームもしなくなってて。
今の音楽友達とは出会うこともなく。「ぶっとびさん」なんてふざけた名前で呼ばれることもなく。
作曲するのが怖かったり、自分の働き方に疑問と不安をもつこともなく。
こんなにサントラも持ってなくて。「小林啓樹」とか「成田勤」とか「足立賢明」も知らないまま。
ゲーム音楽コンサートで心震わせ泣くこともないまま。

週に5日、時にはそれ以上仕事場行って。週末は家でダラダラしたり友達、恋人と遊んだり。

でもきっと、今の私では知りもしない何かを好きになってて。
今の私では思いもしないことに悲しんだり怒ったりしてるかもしれなくて。
家も出て、悠々自適な一人暮らししてたり。慣れない家事によく母に電話かけたりして。

そういう人生を歩んでみたくもあった。
普通のキャンパスライフで学校帰りに駅前で遊んだりしたかった。
自分を可愛く見せることに時間とお金をかけて女子全開で生きたりもしてみたかった。

 

でもこれは後悔とはまた違って。なんというか、妄想の域を出なくて。
今高校2年に戻ったとして、「音大に行きたい?」と聞かれれば、たぶん私はYESと答えると思う。
就活するときに「一般企業も受ける?」と聞かれればNOだろうし。
ツイッターのアカウント取るときは何も考えず「ぶっとび」って名前にするだろうし。

結局今と同じ道を歩む気がする。

 

作曲する人生、つまり今も。
作曲をしなかった人生、つまり妄想も。

ようはどっちもよいのだ。

だから時々妄想して、こんなのもいいよなぁって空想の世界で遊ぶのだ。