主催した初心者セッションについて準備編と当日編と書きました。
内容としてはこれで終わりでもいいのですが、せっかくなので他に気をつけたことなど主催の思いを書いておきます。
課題曲を設定した理由
演奏曲の大半は参加者の投票で決まりましたが、その内3曲は私が「絶対やる曲」(通称:課題曲)として決めていたものでした。
事前に弾く曲がわかってれば不安な人は練習してくれば絶対演奏できるし、全員参加できる曲を当日最初にやることで場があたたまって弾きやすい雰囲気になるかなーと思い、課題曲を設定したのでした。
その3曲とは以下の通り。
FF6より「仲間を求めて」
星のカービィより「グリーングリーンズ」
クロノトリガーより「ガルディア王国千年祭」
これらは私が楽譜を用意してスプレッドシートで共有しました。
やっぱり楽譜はあるにこしたことないですね!耳コピの手間が省けるし参加の敷居もグッと下がると思います。
なぜこの3曲なのか?
会の趣旨的にゲームタイトルが被らず、わりと有名で、更に楽譜が簡単に用意できるものから選ぼうと思ってました。
さくっと決まったのは「仲間を求めて」と「ガルディア王国千年祭」。
この2曲は私の参加するセッションでよく演奏される、いわば定番曲です。
なのでここでやっておけばこれから他のセッションに参加したときに「あ、これ進研ゼミでやったやつだ!」状態になれるかなぁと思って選びました。
曲自体わりと簡単で盛り上がれるしね!だからこそ定番になってるのかなと思います。
あと一つを考えたときに、「グリーングリーンズ」ならリコーダーとかカスタネットとか誰もが気軽に演奏できる楽器でもバッチリ合うかなと思い、この曲を選びました。
課題曲の設定はとても効果的だったと思います!
セッションの楽しさを最大限体験してもらいたい
この会の目的は「セッション初心者の方にセッションの楽しさを知ってもらいたい」というものでした。
なのであくまでもメインは初心者さん。初心者さんに楽しんでもらえなければこの会は失敗なわけです。
セッションの楽しさ、と一言で言ってますが、それは人によって様々だと思います。
でも私はその中でも特にアンサンブルの楽しさを体感してほしいなと思っていました。
いろんな楽器と一緒に弾いて、自分の好きな音楽を構築すること。
これは他では得難い楽しさです。
この「いろんな楽器」と「音楽を構築する」ってところがミソ。
ユニゾンでメロディをなぞるだけでも楽しいですが、そこに伴奏やハーモニーがついて、さらにベースが支えてくれて、打楽器が雰囲気を作ってくれたら、その楽しさは何倍にも膨れ上がります。
このセッションはその楽しさをみんなで作りたかったんですよね。
例えば、集まったメンバーにドラムがいなかったら、戦闘曲をやっても100%の楽しさにはならないでしょう。
例えば、キーボーディストかギタリストがいなかったら、ハーモニーが薄くなってなんとなく盛り上がりに欠けたことでしょう。
そういう状態はできれば避けたかったんです。
今回は奇跡的にいろんな楽器の人が集まってくれたのでその心配は杞憂に終わりましたが、当日のメンバーによっては音楽仲間に声をかけようかなと思ったりもしてました。
経験者さんでセッションの核を作る
先ほど、この回は主に初心者さんに楽しんでもらいたいという旨を書きました。
ではその初心者さんが楽しむためにはどうしたらいいか?
そう考えたときに経験者さんのリードってとても大事だと思ったんです。
やっぱりセッション慣れしてる人がいると、なんというか演奏が締まるんですよね。
経験者さんがセッションの核を作ってくれるって感じでしょうか。
核があるからよっぽどのことがない限り崩壊しない。その安心感の中で自由に楽しめる。
セッションはミスをしたところで本当に誰も気にしません。気にするのはミスをした本人だけです。
そうは言われても、実際誰かと(しかもまだよく知らない人と)一緒に演奏するときってミスったらどうしようって気持ちがぬぐいきれないものだと思います。
そんな不安を抱えたままだと出したいときに音が出せなかったり周りを気にしてばかりで、セッションを最大限楽しむことができない。
そんなときに経験者さんがすでにその曲の土台を作ってくれてたら。
誰かが音を出しててくれたら。
自分がやろうとしてたフレーズを弾いてたら。
誰かが間違えてても誰も気にしてないのを実際体感してみたら。
安心して、楽な気持ちで演奏することができると思いませんか?
「調整さん」を経験者と初心者で分けた理由
でも経験者さんが多すぎると今度はその完成されてる(ように見える)輪に入ってくのが気持ち的になかなか難しくて、萎縮してしまうこともあると思います。
それを避けるために経験者と初心者のバランスを考えるつもりでした。
それに今回のメインはあくまで「初心者さんにセッションの楽しさを知ってもらうこと」!
なので経験者さんが多すぎるのは趣旨と違ってしまいます。
そのために「調整さん」を経験者さん用と初心者さん用と2つ用意したんですね。この方がパッと見て大体の人数がわかるので。
なんとなく経験者:初心者=3:7〜5:5くらいかなーと思っていたのですが、結果的に日程調整の段階で半々よりちょっと初心者さんが多いくらいになったので、理想的だったかなと思います。
サポートメンバーという存在
今回個人的にすごく支えられたのがサポートメンバーの存在でした。ひとりで全部やろうと思ったら結構しんどかったと思う。
実際の物理的なサポートはもちろんですが「サポートしてくれる人がいる」という安心感が私にとっては大きかったです。
言うて私もセッション界隈に繰り出してまだ日も浅く、主催も片手で足りる程度しかしたことありません。
なのでいろいろ勝手がわからないこととか「これでいいのかな」と不安なこともありました。
それを気軽に相談できる相手がいる。それだけで精神的にかなり楽させてもらいました。
打ち上げを他の人に任せるというのもそうですが、なんでも全部一人でやろうとしないで誰かに協力してもらう。それが成功の秘訣かなと思います。
初心者セッションに関してはこんなところでしょうか!
あれからなんだかんだとセッションを主催してませんが、これからも何かしらやっていこうと思います。
今回で主催レベルも上がった気がするし!
読んでくださってありがとうございました!