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ノビヨ、カンレキ!感想

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2019年1月5日にノビヨ、カンレキ!、いってまいりました!

いやぁ〜〜〜〜とってもいいコンサートだったな〜〜〜〜〜〜(*´∀`*)(*´∀`*)(*´∀`*)

 

なにより植松さんがお元気そうで、それがほんとなによりでした。ほっとした。
変に痩せてるでも太ってるでもなく、めちゃめちゃハイだったり暗かったりもせず、いつもの、私たちのよく知る植松さんでした。一つ結びも後ろでぴょこぴょこしてたしニカッて明るく笑ってらした。よかった。

 

いつもは演奏会帰って来てすぐ1時間で感想をまとめるのですが当日それができなかったので、後日思い出しながら書いてます。

演奏は東京交響楽団、指揮は竹本泰蔵さん。
会場は東京芸術劇場、私の席は1階の前後左右どセンターでした。狙ってとりましたやったーーー!!!

 

 

植松伸夫 全開!

クラシックを除き、全曲「植松伸夫作品」のコンサート。
ずーーーーっとノビヨ節に浸れる最高に楽しい時間でした。

もともと私はFF・植松さんの曲で育ってきたところがあるので、そりゃ最高の時間だわな!!!って感じです。

もーーーーーさ。わりといつも思うんだけどさ。
植松さんの曲ってあったかいの!!!!懐が!!!!!!!深い!!!!!!!!!大仏様のようだ!!!!!!!ドシンと構えてすべてを受け入れてくれる!!!!!!!!

今回フルオケで聴いてそんな印象がより深まりました。

 

厳かでクラシックな響きのよきこと

そうそう、今回昨今のゲーム音楽コンサートでは珍しくドラムとかエレキベースとかのないアナログ楽器のフルオーケストラだったんだけど、やっぱこの編成もいいなぁと思ったよね!!!硬派!!!!!!!!!!!硬派のよさがある!!!!!!!!!

全体的にアレンジもクラシカルで硬派で、私はとても好きでした〜〜〜〜〜嬉しかった〜〜〜〜〜〜。
「エアリスのテーマ」とかアンコールの「ザナルカンドにて」とかでバイオリンのクソハイポジションとか使わずにやってる感じ。ありがてぇ〜〜〜〜〜〜〜そこまで感動を押し付けてこない感じ〜〜〜〜〜〜〜ありがたさしかない〜〜〜〜〜〜〜〜。

 

 

前半:ミストウォーカーとFF

ブルードラゴン」のメインテーマから始まりましたが、なんかイントロがトロンボーンとか金管同士で交代に1音ずつ出す感じのフレーズっていう難しいことしてて、最初ちょっと安定しなくてハラハラしました。いきなりこの曲から始めたの結構難易度高かったのでは…?でも戻って来たときはキチッとハマってたから誰が何やってるのか・どういう音楽なのかがわかってよかった!

ロストオデッセイ」のメインテーマ、私結構すきなんですよね〜〜〜〜〜。なんかこう、「植松さん!!!」って感じのバイオリンのメロディ!!ちょっと重くてどっしり構えてる感じ。渋さがある。でも綺麗なの基本的に。生オケに映える曲だった!

ラストストーリー」はクリアしたので曲全部知ってるはずなんだけど、メインテーマこんなだったかなー?ww 私の記憶……でも途中から知ってるフレーズ入って来てちょっと安心したww
ど頭の大太鼓とコントラバスのドン!!!って重低音最高にすきだった……!!!!!!!!!!そっからチェロ?とかビオラに低音が広がってくのすごい良い……。
結構メドレー的な曲なんですけど、拍子とかとるリズムが変わるのがすごい楽しかった!!打楽器のお姉さんのタムさばきにいちいちテンション上がる!!!!

 

FF7のメインテーマ」は、原曲とちょっと違ったところもありつつって感じで、それが私はすきだった。生演奏・フルオケにしてこうするのかーっていうおもしろさ。
イントロのメロディでオーボエとかフルートが最後の音ロングトーンでずーーーーーーと伸ばしてる下で弦が「テーーーーーーレッ……」ってやるのさいっっっっっこうによかった‥…!!!!!!!!!だんだん大きくなって小さくなってっていうその強弱のつけ方もよい……ダイナミクスレンジ(強弱の幅)が結構広くて……フルオケだからこそのレンジ感……良い……

もちろん曲中に盛り上がるところもあるんだけど、全体的に始終静かなアレンジで、それがこの曲の醍醐味だと思ってるので、すごくよかった。原曲の雰囲気を大事にしてくれた感じがして嬉しかった。「ここはほしい!」っていう大事なフレーズは原曲の音色で入ってるし!!!外さない!!!!!

 

FF6「ティナのテーマ」は、原曲のあのちょっと野暮ったい感じが更に増しててよかったですね〜〜〜〜〜。今回のオケ特有のアレンジタイムのとき前半と後半のフレーズが入り混じるようなところがあってそこが印象的でした。

 

FF4「ゴルベーザ四天王とのバトル」かっこよかった!!!!!!!!!!
1回目のAメロのときドラムがいない分タムのお姉さんがドコドコやってたんだけど、なんか1拍目がない?アレンジ?みたいな感じでちょっと複雑なリズムで叩いてたんですよね。オケ全体で難しいことやってるんだと思うんだけどぶっちゃけ何やってるのかちょっとわかんなくて、でも2回目にそのフレーズが出たときやっとバチっと決まって、わかるととてもカッコよくてテンション上がった!!

なんか1周目はオケならではのアレンジというか、数小節知らないセクションが入って知ってるメロディに移る、みたいな感じで、2周目は原曲通りの流れだったんですよね。それがおもしろかった!
あとところどころ強拍の置き方が違って(リズムの取り方が違うっていうのかな)それも新鮮でおもしろかったです。

途中チェロがなんか一生懸命弾いてるんだけどそれが全然聞こえなくて残念だったなー!なにしてたんだろう!
2周目?で静かになってから後半のメロディを最初トロンボーンがほとんどソロでやって、そのあとボーンの2人目がハモりで入ってきたんだけど、そこめっっっっっっちゃよかった!!!!

 

FF7「エアリスのテーマ」はレードーシーラーってオーボエイングリッシュホルン?)で入ってきて最初木管だけでオリジナルのイントロがあったんだけど、それさいっっっっっこうでしたね……!!!!!!
原曲は結構壮大でオケ!って感じなんだけど、木管のアンサンブルでしっとりやるとこんなに「優しさ」とか「あったかさ」とか「おくゆかしさ」みたいなものが出るのね。すごーーーーーーーーくよかった。

そこからオケに広がって原曲らしくなってって。
冒頭にも書いたけど、こういう曲って花形だしやろうと思えばめちゃくちゃ壮大にしてお涙頂戴的にガンガン感動を押し付けることができるんだけど、今回のアレンジは原曲の雰囲気を保ったまま生フルオケ用にダイナミクスレンジを広げたって感じで、とっっっっってもよかったです……!!!!!あんまり「さぁ感動しろ!!ここで!!泣け!!」みたいなアレンジされちゃうと逆に引いちゃうんだもん。
どこか忘れたけどクラリネットの優しい副旋律がすごくすきだったなぁ。

 

後半:クラシックと別会社のメインテーマ

そして後半1発目はクラシック3曲!

あのねぇ、やっぱ名曲!!!!!!!!!!!!

さらっと書いて終わりにするけど、チャコフスキーのくるみ割り人形より「花のワルツ」は「るんたった♪」って感じで最高に気持ちいいし
ラフマニノフの「パガニーニの主題による狂詩曲より第18変奏」もメロディが綺麗でオケ全体がぶわって盛り上がるときとかいっきに色彩が豊かになるし
ラヴェルの「亡き王女のためのパヴァーヌ」なんかもうめっっっっっっっちゃ感動した!!!!!!!!!!!パヴァーヌはピアノ版のが好きとか思ってたけどそんなことないかも!!!!!!!!ていうかたぶん!!!!!竹本さんの解釈と好みが一緒!!!!!!!!テンポとかちょっと溜めるとことかの絶妙な揺れがさいっっっっっこうにすきだった!!!!!!!!!!!!!感動した!!!!!!!!!!!

ゲーム音楽と一緒にクラシックが演奏される時代かぁ〜〜〜〜しかもここにいる人はクラシックよりゲーム音楽の方に興味があってなぁ〜〜〜〜〜時代〜〜〜〜とか思ってた。

 

最後はノビヨのお気に入り、ということでミストウォーカーでもスクエニでもない会社から3曲。

私ね〜〜〜〜〜〜グランブルーファンタジー「メインテーマ」すきなのよ〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!なんか植松さんの穏やかさと明るさと快活さが綺麗に混ざった曲だよね!!!!!!!生で聴けたの嬉しかったなーーー!!

イントロのハープとフルートやっぱ綺麗やった……原曲にある後半のバイオリンソロはなかったね。あれマイクないと無理っぽいもんね。

 

個人的にすごーーーーーーーーーくすきだったのが「オーシャンホーン」のメインテーマだった!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
え、なに、泣ける!!!!!!!!イントロすごくいい泣ける!!!!!!!!

ピアノとバイオリンで(ここで初めてコンマスさんのソロ聴いたけどまろやかなのに煌びやかでとても素敵だった)そこにちょっとずつ弦が乗っかってくる感じだったと思う!!とてもすきだった!!!!!なんかちょっと和な雰囲気というか!!和のテイストがすこーし織り交ぜてある感じ!!!!
そんで後半はオケ全体でしっとりと聞かせてくれて、すごく素敵な曲だった。また聞きたい…!!!サントラ出てない??の???もったいない……!!!!!!

 

グイン・サーガ」のメインテーマもよかったなぁー!不思議と確かにアニメの曲って感じするんだよな。なかちょっとゲーム音楽のメインテーマとは違ったニュアンス。何がとは言えないけど。

この辺聴いてて、イントロでピアノかハープに伴奏やらせて木管かバイオリンがメロディってのが当時植松さんの中で流行ってたのかな、とか思ったw

 

アンコールは2曲 

アンコールはFF10より「ザナルカンドにて」。1周して2周目に入ってすぐ、ビオラの下がっていくようなフレーズのあとチェロでメロディやったとこ、そこすっっっっっごいすきだった。ああいうあったかいザナルカンドもっと聞きたい。

 

2曲目=最後の曲はロストオデッセイの「強敵出現!」!!
いやー!!かっこよかった!!!!盛り上がる!!!!特徴的な植松さんらしいメロディ!!今原曲聴きながら書いてるけど原曲より大盛り上がりでしたね!!始終盛り上がりっぱなしって感じでTHE戦闘曲って感じでした!!!

曲への入り方もかっこよかった……植松さんが最後のあいさつして曲名言ったあと完全にはける前にサッと演奏が始まる感じ…そんなん盛り上がるやんけ…ロックやんけ……すき……

 

ぼわぼわするのはホールのせい?

私芸劇でPAなしの(スピーカーとかマイクとか使わない)オーケストラコンサート聴いたのってもしかしたら初かもしれないんだけど、なんかちょっと全体的に音がぼわぼわしてて輪郭がはっきりしない印象でした。植松さんと竹本さんのお話もそんな感じで言語として理解するのにワンテンポ挟む感じだったんだよね。
これホールのせい??席のせい??席としては結構いいところのつもりなんだけどなぁ。2階席の方がいいのかな。
もしかしたらPAなしのコンサートに向かないのでは…とか思ってしまいました。

 

オケはテンポ感がちょっと気になる

オケとしては、ちょっと各パートで感じてるテンポが違うときが多くて、全体的にバチっとキマらなかったのが少し残念でした。
パーカスも弦も管もちょっと違う…どうしても少しずれる…弾いてるうちに合ってくるけど、全体の装いが変わるとまた振り出しに戻ってしまう。まぁめちゃくちゃずれてるってわけではないんだけど、でもめっちゃ揃ってるなって思ったとこが少なかったのも事実。もったいないーーーー!!!!

でもラストの音の消え方はいつもすごーーーーーーく綺麗で…!!!!!!!
あとクレッシェンドとかデクレッシェンドとかの変化の具合が丁寧というか緻密というか、綺麗な直線上の変化って感じで気持ちよかった〜〜〜〜〜〜〜。

……と思いながら過去の演奏会感想読んでたら東京交響楽団さんのときはいつもこれを言ってるみたいですねw

 

素敵なおじさまお二人

植松さんと竹本さんのお話とても楽しかった(^ω^)お二人ともとても好き(^ω^)(^ω^)

吉本新喜劇に行った話を植松さんがし始めたら竹本さん食い気味に「でしょー!?」って入ってきてwww竹本さんwwwおすきなのねwww
そのあとも客席に向かって「あのねみなさん、絶対見に行ってくださいね。必ず同じネタで。毎回違うから」ってwwwwいつものニコニコ顔じゃなくてマジ顔でwwww

植松さん「そろそろやめときましょうか。いくらでも話せちゃうからね。僕が千鳥のネタにどれだけ感動したかとか(笑)」

あと竹本さんが「ぼくね、植松さんの2つ上なんですけど。あれ?3つ?2つ?まぁいいやちょっと上なんですけど」ってのも楽しかった。数なんかどうでもいいのよ2も3も一緒よって感じがした。笑

竹本さん「プレススタート(過去開催されてたゲーム音楽コンサートシリーズ)って10回も続いたんですけど、一度だけ植松さんこなかったことあるんですよー」
植松さん「あれね、ウィーンにいたときね。海外公演の日と同じだったのわかってなくて」
竹本さん「ビデオで出演だったんですよね」

懐かしすぎる。9回目?のときだったかな。
お二人とも「今となってはいい思い出です」とおっしゃってました。ぶっとびはプレスタが好きすぎてプレスタの話が出ると嬉しくなっちゃうのよ。

もうお二人が喋ってるだけの番組とかほしい。見たいずっと。

 

司会もいないし植松さんの曲ばっかりだし、始終ノビヨ度100%!って感じでした。
そういう意味ではアーティストのライブに行ってるみたいなコンサートでした。ラルクのライブと同じ感覚。
こういうコンサートもっと行きたいなー。あと1500円くらいチケット代高くていいから(現実的な数字)レギュラーにやってほしいw
客層もよかったよねーあったかくてー。

ノビヨ100%にずっと浸っていられる、とっても幸せな時間でした。次回開催に期待!!!!