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イーハトーヴォ物語30周年記念オケコン行ってきました【帰宅後1時間感想】

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行ってきましたイーハトーヴォ物語30周年記念オーケストラコンサート

帰宅後1時間感想いきまーす!

 

私はゲームは知らなくて、曲を後から知ってすごく好きだなぁって思って!
そこからCD買ったり楽譜買ったり多和田さんのピアノを聴けて喋れるファンイベント?的なものに参加したりっていう感じです!

会場はJ:COM浦安音楽ホール。
演奏はMUSICエンジン、指揮は酒井省吾さん。

私の席は前の方のど真ん中でした!

 

 

あったかくて心地よくて、素晴らしいコンサートだった

まず全体的に素晴らしいコンサートでした。

本当に、演奏も編曲もちょっとした演出も司会もホールも。スタッフさんの感じも当日までのアナウンスも。ぜーんぶ心地よかったです!!!!!!

 

さっき調べたけど300人くらいのこじんまりとしたコンサートホールなのね。
初めて行ったんだけど、前の方だったにも関わらずアンサンブルの響きの音がしっかり聞こえてきてすごーくよかった。

そしてこじんまりしてるとやっぱり客層もあったかいしさ、こう、全体に主催側の目が光ってる感じがしてそれも心地よかったなー。

終演後にロビーに代表の方々が出てきてお客さんとお話しするのも醍醐味だよね。

ほんと、曲と演奏だけでなく全体的にあったかーいコンサートで、ほわっとぬくもりに包まれるような気持ちでいられました。とてもよかった。

演奏時間もいいねー。前半お話含めて40分くらいで休憩。疲れないねー。

疲れないって意味では編曲もですねー。全然疲れなかったねー。
まぁそもそも原曲が戦闘曲みたいな激しい曲がないからってのもあるとは思うけど。

 

各曲について

さて曲、覚えてるとこ書いてこう。

私はこれまでに出てたCDとピアノアレンジと持ってるんだけど、今回結構アレンジが違ってて、どれもとてもよかったなー。

 

 

「イーハトーヴォ讃歌」は最後にもっかいやった方の印象が強くて最初のはあんま覚えてないクソゥ!!!!!

 

私の最推し曲「街」、とってもよかったですね!!!!!!!!!!!!

個人的好みからいくと、この曲はそれこそちょっとこじんまりしたところが好きなので、オケになっちゃうと多少好みからは外れるんだけど、でもそれはそれとしてとってもよかった!

原曲ギターのとこはピアノだったかな〜たしか。後半メロディは木管だった。アンサンブルみたいな感じで、オーボエが吹いてた気がする〜。
何回か編成を変えていろんな表情の「街」を聞かせてくれたアレンジで、景色が変わっていく感じがとても楽しかった!それぞれに違った街の良さを感じられてよかったな〜。

 

すずらんの咲く河辺」はバイオリンとチェロのトップ二人のデュオがもう最高すぎて最高だった………

お互いほとんどお互いを見てなくて、音を聞いて合わせてる感じがして、それがまたよかったんだよ!!!!なんか音の信頼感みたいな、そういうのを勝手に感じたよ!!!!!

そこからオケに広がってさぁ!!オケでやるのもすごく雄大な感じがしてよかった〜デュオでやる方がもっと身近な感じがして。これもどちらも違った良さですごくよかったなー。
最後またデュオに戻るのもいいね……

 

「街」と「すずらんの〜」でめっちゃ泣いてました。ほんとダメあったかくて優しいのに包まれて泣ける。

 

「カエルの親分」の楽しさすごかったねーー!!楽しかった!!動くところと止まるとこの良さ!みたいな曲!
ティンパニーのグリッサンドよかった!!

多和田さんがトイピアノ弾いてるのも楽しいし(しかもそれがお遊びじゃなくてちゃんと曲として意味のある音だからそれがまた良い)、弾いてないときにカエルのぬいぐるみを揺らしたりして音楽を楽しんでる様子もとてもよかったw

 

「少年の日〜大きな杉の木」も物語を感じる編曲でとてもよかったな〜!

 

「ある商人の一日」は結構原曲も好きで。あのちょっと不遜な感じというか。
今回はキーボードでチェンバロの音でやってたねー。そこから原曲よろしくオケに広がっていくっていう。
やっぱこういう曲は生演奏で聴くとまたいいねー!!豪華!!!不遜!!!すごくいい!!!!

 

「海を見つめて」もよかったな〜!結構じっくり聞かせてくれた!物語もあったよね〜。

クラリネットでハモってたのすごく綺麗だったー!

盛り上がってからの弦楽隊が入ってって音程が上がってくところはバイオリンなのに3蓮符で降りてくるところはフルートなのすごく好きだった……!!!!

最後弦楽四重奏になったのも最高だったんだよな!!!!!!!!どの楽器もおいしいとこあって聞いてるこっちもおいしかった!!!!!!!!
あとずっとそうなんだけど、セコバイトップがコンマスとハモリ始めたときのピターーーーっと合ってる感じすんごい気持ちよかった!!!!!!!!!たぶん次の「音楽祭」でもそう思った!!!!

 

「音楽祭〜水車小屋〜セロ独奏曲」も「音楽祭」の楽しさね!!!!!

コントラバスのピッチカートが好きだった〜。あとメインメロディのクラリネットの軽快な感じも楽しかったー!!
左でピアノ、ハープ、右でグロッケンの「チン!」みたいな音が聞こえるのも楽しかった〜!
中盤のメロディでバイオリンの装飾音符が小気味よく入ってくるのも毎回小気味良くて〜〜!!!

セロ独奏曲の大澤さんさすがでしたカッコいい…!
バイオリン弾いてる身からすると指の感じとか見るに確かに難しい譜面ー!って感じ。重音もあるし移弦めっちゃするし。
荒々しい感じもかっこよかった!!

みんなで拍手したの楽しかったな〜ww そこからまたすぐ「音楽祭」に戻るのも楽しかった!!

 

スノーフレークはただひたすら綺麗だったな〜。なんか綺麗でほんと、雪ーーーって感じで、ぼーっと聞いてしまった。

 

「雪景色」でまためっちゃ泣いたよね…!!!これもじっくり聞かせてくれて嬉しかった。

管楽器アンサンブルでやってからの弦楽に移って盛り上がって、そのあと繰り返しでまた管楽器アンサンブルに戻るのに、弦には移らず進んでく感じ………っっっっ!!!!!!!!!!!!にくいね!!!!!!最高!!!!!!!!!!!

管楽アンサンブルのときの美しさよ〜〜〜〜〜!!!!!!!
フルートでハモってたのがもうすでにすごくすごく綺麗で、そこにクラとか乗ってきて、ホルンがまたあったかいいい味出してる〜〜〜〜〜!!!!!!!

 

「時空を超えて〜回想」と「旅の日記」は多和田さんがピアノで入られて、どちらもまたすごくよかったな〜〜〜〜。

「旅の日記」も泣いちゃうって!!!!!!!!!!!ピアノソロですごくしっとりとじっくりと、とてもよかった。じんわりと、ね。

一音一音が綺麗で、やっぱりピアノ弾ける人の演奏はいいなぁと思った。(というのも、楽譜持ってるので自分で弾いたことあるからさ、やっぱ全然違うよねーっていう)
たった一音の雄弁さがね。もうね。すばらしい。

 

アンコールは多和田さんがピアノで参加される「イーハトーヴォ讃歌」で、なんというか「これこれ!!」って感じでした。結構ピアノがしっかり聞こえたいのかもしれない。

 

他書いときたいこと

全体的にやっぱり演奏が素晴らしかったですね〜〜!!!!もう信頼のMUSICエンジンさん!!!!!

覚えてないけど、前半のどっかでホルンとチェロがユニゾンしてるとき、今回はチェロの向こうにホルンがいたからもあるかもなんだけど、チェロの音にホルンの膜が張られてるみたいな音色のときがあってすごくよかった!!!!

あとピアノの音色がちょっと重ため?に感じたんだけど、いつもなら重いピアノってあんまり好きじゃないんだけど、なんか今日のピアノは好きだったなー。
べたーって感じじゃなくて、空気を含んでちょっと重心が下にあるって感じだったからかな?

多和田さんが弾いたときはもうちょっと軽くて、なんというかスッキリした音色でした。スタインウェイだしそういう音色の方が納得な気はする。
もちろん演奏者によって音色は変わるんだけど、場所の兼ね合いもあるのかもなー。多和田さんが弾くときは前に、そうじゃないときは左の後ろの方だから、響き方とか変わってくるよね〜。

 

今書いてて気づいたけど、編曲も楽器編成もやっぱこじんまりとしてる感じでさ、それがコンサートの雰囲気とも相待ってよかった気がする。
そもそも楽器の数は最低限って感じだし(金管なんてホルンしかいない)、音域も、なんていうか良心的というか、超高音とか使ってる感じじゃないし。(たぶん)

フルオケ二管編成打楽器モリモリでコーラスもいて〜みたいなオケコンサートもいいけど、こういうコンサートも好きだなぁ!!

そもそも原曲がそんなフルオケ仕様じゃないもんね。いやフルオケ仕様にもできるけども。
そういう意味ではプレスタ(フルオケ編成)でやった曲が「イーハトーヴォ讃歌」なのマジ頷けるさすがプレスタ最高シリーズ終わってても一生好き

 

つまり本当に全体的にこじんまりとしてる良さをすごく感じたコンサートだったなー!
Playing!シリーズに行ってたときに似た感じ!

 

あ、プログラムもA4一枚でサクッとしてる感じもよかった!ちゃんと楽器編成も書いてあるし必要な情報はあるし!

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これでチケット代6000円なのだいぶいいよ〜お安いよ〜ありがたいよ〜

 

泣いたよねって余談

あとは余談ですが…

結構ガチでボロボロ泣いてたんだけど私席が前の方だったから舞台の照明で照らされてる気がしてちょっと泣きづらかったですwww (関係なく泣いたけど)

多和田さんご本人に触れるたびに、お人柄の良さを感じるよね〜。あの方からこのあったかくて優しい曲ができるの、すごく納得する。
なんていうか、うまく言えないんだけど、ただ優しいだけじゃなくて人生の苦いところもわかった上でのあたたかさというか。そういうものを楽曲から感じるので、こう、聞いててじんわりと涙を誘うなぁと思う。

下村陽子とか小林啓樹の曲聴いても泣けるんだけど、その泣くまでのプロセスが違うというか。作用する場所が違う感じがする。うまく言えんごめん。

あ、こう、ご老人の素敵なお写真とか見てじわ〜っと泣けてくるのに似てる!w

それを、CDで聞いてる時ですら感じるのに、生演奏されたらそりゃあ泣くわな。すごくいい時間でした。

 

 

さて1時間!

今回は私がちょっと気候にやられてたり人生〜〜〜!ってなってたりするのも相まって、あんまり演奏のこと覚えてなかったのが悔やまれますが!
でも書きたいことおおむね書けたかなー!

イーハトーヴォは、私は当時全然知らなかったし、ゲームも知らないままなんだけど、
でも多和田さんが大事にしてくれてるからこうやって何年経ってもその時々の愛を感じることができて、すごく嬉しいです。
これ当時からゲームも音楽も好きだった人にとったらめちゃめちゃ嬉しいんじゃないかなぁ。

ファンを大事にしてくれるコンテンツで、とってもとっても嬉しいよね。

次回は40周年?いやいやもっと頻繁にやりましょうよー!全然今回の譜面のままでいいよー!行きたいよー!

 

読んでくれてありがとうございました!